関節炎やがん予防に効果あり!ブロッコリーの驚くべきパワーとは?
ブロッコリーの栄養成分
身近な野菜であるブロッコリーは、栄養価の高い野菜です。
特に、ビタミンKとビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンKは、正常な血液凝固には欠かせない栄養素で、
ビタミンKが不足すると出血した時に、
血液が止まりにくくなります。
また、骨の形成に必要な栄養素で、
骨粗しょう症の薬としても利用されています。
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持に役立ちますので、
美容には欠かせない栄養素です。
また抗酸化作用や免疫力アップ効果も期待できます。
そのほか、ブロッコリーにはビタミンAやカリウム、
カルシウム、マグネシウムも含まれています。
ビタミンAは粘膜の抵抗力を高める働きがあり、
鼻や口腔からのウイルスや細菌の進入を防いで、
風邪を予防してくれますし、
カリウムとカルシウム、マグネシウムは、
骨や歯に欠かせない存在で、体内の水分保持にも必要です。
ブロッコリーは関節炎にも効果あり
栄養豊富なブロッコリーですが、
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンという成分が
関節炎にも効果を発揮することがわかりました。
イギリスのイースト・アングリア大学の研究チームが
スルフォラファンが豊富なエサを与えたマウスと
そうでないマウスを比較したところ、
スルフォラファンを豊富に与えられたマウスは、
軟骨損傷や変形性関節症の発症が抑制され、
発症しても進行が遅くなるという実験結果が出ました。
これは、スルフォラファンが
間接破壊を引き起こす酵素を遮断するためと考えられていて
今後は変形性関節症患者に手術前2週間
ブロッコリーを食べてもらい、
術後の経過に変化があるかどうかを調査していくそうです。
変形性関節症は、痛みや関節稼動域の制限が出てきますので
ブロッコリーで発症の抑制や進行を遅らせることができたら、
医療界にとって大きな進歩となりますよね。
ブロッコリーでがん予防
ブロッコリーが健康に良いと注目されたのは、
がん予防の効果があると解明されて以降のことだと思います。
ブロッコリーには、関節炎に効果のある
スルフォラファンが含まれていますが、
このスルフォラファンには、発がん性物質を無毒化し、
体外へ排出する作用を高める効果があることが
わかっています。
また、胃がんの原因として知られている
ピロリ菌の殺菌作用があり、筑波大学の臨床試験によると、
ピロリ菌感染者にブロッコリースプラウトを
2ヶ月間食べ続けてもらったら、
ピロリ菌の数が減少したという結果が出ています。
美容や免疫力アップ、血圧正常化、関節炎、
がんに効果のあるブロッコリー。
これだけ健康に良い成分が含まれているなら、
毎日積極的に食べたいですね。