やっぱり朝食って食べなきゃいけないの?必ず摂るべきという説には疑問の声も
朝食、食べる?食べない?
毎朝きちんと朝食を摂っていますか?
脳と身体を目覚めさせ、一日を快活に過ごすために、
朝食をしっかり食べましょう、というのはもはや常識。
農林水産省などでも推奨しています。
しかし中には、朝食を摂るとなんとなく調子が悪い、
身体が重いという人もいるはず。
朝食の要・不要は、
体質に由るのではないかという意見も見られます。
子供の成長や心身の健康のためには必要
朝、眠りから覚めた時の私達の身体は血糖値も低く、
休んでいた脳や神経、内臓などが起動したばかりで、
働きが鈍っている状態です。
そこで、頭と身体をフル回転させるために、
朝食を食べることで血糖値を上げ、
体温も上昇させることが不可欠とされています。
よく、朝食を食べる習慣のない子供は
キレやすいといいますが、それは、
エネルギー不足で低体温になっていることが関係しています。
低体温だと日中の眠気も強く、集中力に欠け
常にイライラした状態に陥りやすくなります。
早起きの習慣づくりや家族とのコミュニケーションの面でも
子供にとって朝食は大切な習慣です。
空腹でないのに無理に食べるのはムダ?
しかし、成人の中には、
どうも朝食という習慣がなじまないという人がいます。
早起きができないとか、
支度をするのが面倒だとかいうことではなく、
単に食べたくない人。
義務感で食べているけれど、
朝食を食べたいとあまり感じない人。
要は朝には食欲がない人たちです。
食事は、ある程度は規則正しく摂ることが必要ですが、
決まった時間だからといって空腹感のない時に
食べることを繰り返している人は、
太りやすいという傾向があります。
本当にお腹が空いていない時に食べたものは、
エネルギーにならずにただ蓄積してしまうからです。
体調不良による食欲不振でない限り、
お腹が空いていなければ無理に食べる必要はなさそうです。
一部の専門家からは朝食不要論も
特にダイエットの面では、
朝食不要論を唱えている専門家も増えていて、これまでの
「朝食をしっかり食べた方がダイエットにも効果的」
という定説と、どちらを信じたらいいのか迷うところです。
結局のところ、「身体に聞く」という
当たり前の選択になってしまいますが、
無理に朝食を抜く・食べたいのに我慢するのではなく、
食べたくないのに無理に食べるのはやめた方がよさそう。
仕事などの都合で夕食が遅くなる人や、
夜のお付き合いで遅くまで何かを口にしている人も、
胃を休める意味では朝食は抜いてもいいかもしれませんね。