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カレーは食べる漢方薬。カレーは刺激物ではなく、身体に優しい食べ物だった!




風邪のひきはじめにはカレー!

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「風邪ひいたかな?」と思ったら、
温かいものや栄養豊富なもの、
身体に優しいものを食べる人が多いと思います。

でも、この調査を見ると、
風邪のひきはじめにはカレーを食べたくなるかもしれません。

イギリスのカーディフ大学の感冒センターが
行った調査によると、
風邪のひきはじめにはカレーを食べると良いそうです。

辛いカレーを食べると、唾液がたくさん分泌されて、
喉の痛みや咳が緩和される効果があるとのことです。

また本場インドのカレーに使われる香辛料には、
抗ウイルス作用があると考えられていて、
カーディフ大学のエクルス教授によると、
風邪にはカレーの中でもインドカレーの中でも
特に辛いマドラス風カレーがおすすめだそうですよ。

風邪をひいているときは、
辛いカレーは避ける人も多いと思いますが、
実はカレーは風邪に良い食べ物なんですね。

カレーの健康効果

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カレーの健康効果は、風邪の効果だけではありません。

カレーには欠かせないスパイスといえば
ターメリック(ウコン)ですが、
このターメリックに含まれるクルクミンという成分は
アルツハイマー予防に効果があることがわかっています。

実際に、カレーを毎日食べているインド人は、
アメリカ人と比べてアルツハイマーの発症率は
25%程度しかないのだそうですよ。

アルツハイマーの原因は、
脳内でアミロイドベータという物質が
脳の神経細胞を破壊してしまうことですが、
クルクミンはアミロイドベータが神経細胞を
破壊することを防ぎ、脳細胞を保護する役割があるんです。

このクルクミンは、油と一緒に摂取する、
吸収効率がアップするそうです。

本場のインドカレーは、
日本のカレーと比べて油を多めに使いますが、
これは理にかなっているんですね。

スパイスは漢方薬

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カレーにはターメリックだけでなく、
クミンやコリアンダー、シナモン、カルダモン、唐辛子、
ニンニク、ショウガなど様々なスパイスが入っています。

日本人には、あまり馴染みのないものばかりですが、
これらのスパイスにはそれぞれ健康増進効果があり、
カレーは食べる漢方薬とも言えるんです。

ターメリックには、
上記のアルツハイマー予防以外に
肝機能強化や抗酸化作用、抗菌作用がありますし、
クミンやコリアンダーには消化促進や食欲増進、
唐辛子には脂肪燃焼や発汗作用があります。

日本人にとっては、カレーは刺激物なので、
体調が悪いときには避ける食べ物という認識がありますが、
食べる漢方薬であるカレーは、風邪のひきはじめだけでなく、
胃腸の調子が良くない、倦怠感があるなどの時に
食べるようにすると良いかもしれませんね。





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2013年11月28日 | カテゴリー:健康全般 食生活

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