夏はシャワーではなく湯船に入り、健康で快適に過ごしましょう。
暑い夏こそ入浴で快適に!
もうすぐ暑い夏がやってきますね。
2014年は北日本は例年よりも気温が低め、東日本は例年並み、
西日本は例年よりも気温が高めという予想が出ています。
湯船に入って入浴すると汗をかいてしまって、
余計に暑くなるからという理由で、
夏の時期はシャワーだけで済ませていませんか?
シャワーは手軽ですし、汗をかかずに済みますが、
シャワーだけで済ませてしまうと、
健康に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
夏を健康で快適に過ごす秘訣は、実は入浴にあるんです。
夏の入浴方法を知って、夏を健康で快適に過ごしましょう。
入浴で冷房病予防
夏は自宅やオフィスなど屋内で冷房を使いますよね。
冷房を効果的に使うことは、熱中症対策に有効なのですが、
冷房の効きすぎは冷房病を招いてしまいます。
冷房病とは、
冷房が効きすぎたところに長時間いることにより、
冷え性や夏バテになることです。
「寒い」と感じると、
交感神経が優位になって血管を収縮させます。
血管が収縮すると、血流が悪くなります。
また、普通は暑い季節には副交感神経が優位になって、
血管を拡張させて、汗をかきやすくすることで、
体温調節をするのですが、
交感神経が優位な状態では汗をかきにくく、
体温調節しにくくなってしまいます。
また、外気温との差が激しくなると、
自律神経のバランスが乱れてしまいます。
このような自律神経の乱れが、
夏の冷え性や夏バテを引き起こす原因です。
冷房病を予防するためには、入浴が効果的なんです。
お湯にゆっくりつかって、体を温めながら、
血行を促進しましょう。
入浴は体を温めるだけでなく、
体に水圧がかかることでも血行を促進してくれますので、
血行促進のダブル効果を期待できます。
湯冷めを防ぐために、お湯の温度はぬるめにしておきましょう。
入浴で快眠を
熱帯夜が続く夏は、寝苦しくて睡眠不足になりがちですが、
冷房をつけて寝ると、夏風邪の原因にもなります。
夏の快眠のためには、クールダウン浴が効果的です。
クールダウン浴とは、
寝る前に33~36度のぬるいお湯に10~20分入る入浴法です。
人間の皮膚温に近い温度のお湯に入ることで、
皮膚近くの血行を促進し、熱を外に逃がしやすくすることで、
体の内部の温度を下げることができ、
汗をかかずに眠りにつくことができるようになります。
ただ、高齢者は温度に対して鈍感になっていますので、
このクールダウン浴はあまりおすすめできません。
また、体の小さなお子さんは10分程度と
短時間にしておきましょう。
工夫した入浴法で、暑い夏を健康で快適に乗り切りましょう。