月経前の砂糖摂取が老化を早めるという怖い事実!その回避方法とは?!
月経前に甘いものが食べたくなる理由
月経前になるとやけにチョコレートやケーキに目が行って、
ついつい食べ過ぎてしまう経験はありませんか?
月経前に甘いものが食べたくなるのは、
女性ホルモンの急激な変化が原因です。
「月経前症候群(PMS)」という言葉はご存知でしょうか?
月経前1~2週間程は、
女性ホルモンが体内で大きく変動するため、
様々な心身の不調を来しやすくなっています。
この月経前症候群(PMS)の代表的な症状としては、
身体:肩こり・頭痛・眠気・下痢・便秘・冷え・乳房の張り
心:イライラ・怒りっぽくなる・無気力・憂鬱
ですが、これらの症状に加えて、
砂糖を含む食品や炭水化物を
急激に欲するという症状も見られることがあります。
甘いものの過食で、肌は早く老化する!
月経前に甘いものを摂りすぎると、
女性にとって恐ろしい「老化」を早めることになる
可能性があります。
砂糖を摂取すると、血液中に残った糖分は、
タンパク質や脂質と反応し、
「糖化」という現象を引き起こします。
砂糖を焦がすと、こんがりとしたカラメルになりますね。
同じように、体の中でも、砂糖が「焦げ付いて」しまう
と言えばわかりやすいでしょうか。
この「糖化」が進むと、肌の弾力性が低下し、
シミやしわなどが増え、
通常よりも早く老化が進むことがわかってきています。
また、恐ろしいことに、
糖化した細胞は二度と元に戻ることは出来ないのです。
つまり、月経前の時期に砂糖を衝動的に摂れば摂るほど、
どんどん肌の老化が進んでいくということです。
月経前の砂糖への欲求を和らげるには?
では、月経前に甘いものや炭水化物を欲するのを防ぐには、
どうすればよいのでしょうか?
まず、普段から砂糖を控えた食事を摂る習慣を
つけることが大切です。
砂糖をたくさん摂ると、血糖値が乱高下し、
一種の麻薬のように砂糖を欲するようになってしまいます。
料理には蜂蜜、メープルシロップ、みりんなど、
砂糖以外の甘味を上手に取りいれるとよいですね。
また、もう1つの大切なポイントは、鉄分の摂取です。
鉄分には、赤身肉などに含まれるヘム鉄と、
野菜などに含まれる非ヘム鉄の2種類がありますが、
月経前の症状に効果的なのは、非ヘム鉄の方です。
非ヘム鉄は、ほうれん草や小松菜、ひじき、
切り干し大根などに多く含まれていますが、
ヘム鉄と比べて、吸収されにくいのが特徴です。
タンパク質やビタミンCと一緒に食べると
吸収されやすくなるので、調理の際に意識してみましょう。
なかなか食事で補えない人は、
サプリメントを利用するのもおすすめです。