ステーキでうつ予防ができるって本当?お肉とうつ病の意外な関係とは?
ステーキでうつ予防が出来る?!
10人~15人に1人が、
一生のうちに1度はうつ病を経験するという
「うつ病大国」の日本。
決して他人事ではありません。
うつ病の予防というと、ストレスを溜めない、
しっかり眠る、よく笑う・・・などの方法を
思い浮かべる方もおおいかもしれませんが、
実は食事も、うつ病の予防に大きく関わっています。
その食事というのが、ステーキに代表される『お肉』!!
肥満や高脂血症の原因になることから
敬遠されがちなお肉ですが、
うつ病の予防にはとても大切な役割を果たしているのです。
タンパク質がうつ病を予防する
うつ病から脳を守ってくれるのは、
肉に代表される「タンパク質」。
肉以外には、魚、卵、乳製品や、豆腐、納豆などの
大豆食品がタンパク質です。
では、なぜタンパク質がうつ病を予防してくれるのでしょうか?
答えは、脳の中の神経伝達物質に隠されています。
うつ病は、決して「心が弱いからなる病気」
「性格が弱いからなる病気」ではありません。
様々な研究から、脳の中の神経伝達物質が
十分に分泌されないために起こる病気であることが
わかってきています。
神経伝達物質は、脳の中に100種類以上存在し、
脳の細胞から細胞へ、情報を伝達する役割を持っています。
その中でも、
セロトニン・ノルアドレナリン・ドパミンという3種類が、
うつ病に関わっていることが明らかになっています。
具体的には、
これらの分泌がストレスや過労などで減少してくると、
脳の働きが低下し、不眠や食欲低下、
疲労感など様々なうつ病の症状が出てくるのです。
更に、神経伝達物質の中でも、セロトニンと呼ばれる物質は、
こころを安定させるのに大切な役割を果たしています。
このセロトニンの原料となるのが、
肉などに含まれるタンパク質。
ステーキに代表されるお肉が、
こころを安定させてくれるわけです。
「手軽なご飯」に注意!
忙しくなってきたり、
体や心に疲労が溜まって料理や家事が億劫になってくると、
どうしても食事は簡単なものになりがちですね。
例えば、コンビニで買ってくるパンや、
1皿で済んでしまうラーメン、パスタなど・・・。
こうしたメニューは、
炭水化物が多い割にタンパク質が不足しがちです。
もちろん健康のためには野菜や海草類もとても大切ですが、
心が疲れてきたときには、
意識して肉類を食べるようにしましょう!
お肉が苦手な方は乳製品やチーズ、納豆などの大豆食品を。
コレステロールが高かったり肥満が気になる方は、
お肉の中でも脂肪の少ない鶏胸肉やササミ、
ヒレ肉などを意識して選ぶと良いですね。