寝る前のメールチェックで太るって本当?ブルーライトによる体への影響を知っておきましょう
寝る前のメールチェックは肥満のもと!
1日の仕事を終え、夕食や入浴も済み、
寝る前にメールやSNSのチェックをしておこうか・・・。
こんな習慣を持つ人は、今やかなりの数に上ると思います。
寝る前にPC画面を見ると、
寝つきが悪くなるから健康には良くないというのは、
かなり知られてきた事実ですが、
その習慣が、肥満にもつながるということは
あまり知られていません。
実は、寝る前のメールチェックは
ダイエットの大敵なのです。
メールチェックでなぜ太る?
パソコンやスマートフォンの画面からは、
ブルーライトという光が出ています。
このブルーライトは、太陽光にも含まれる光なので、
それ自体は有害ではありません。
問題は、本来は夜の時間帯に
ブルーライトを浴びてしまった時。
人間の生活リズムとして、
本来は朝になってブルーライトを浴び、
夜になると徐々に暗くなり、光を浴びなくなる・・・
というサイクルがあります。
しかし、夜にブルーライトを浴びると、
体は日光を浴びたのと同じ反応を示してしまい、
体を睡眠モードへ導く「メラトニン」という
ホルモンの分泌が抑えられてしまうのです。
オハイオ州立大学のグループの研究によると、
夜間に光を浴びたマウスは、そうでないマウスに比べ、
8週間後の体重が50%も増えていた
ということがわかったそうです。
メラトニンの分泌が抑えられると、日中の食欲が増し、
知らず知らずのうちに体重が増えてしまうわけです。
また、深夜に起きていると、
日中よりも食欲が増すこともわかっています。
メールをチェックをするだけのつもりが、
SNSやネットショッピングなどをつい楽しんでしまい、
口寂しいのでおやつを食べてしまう・・・
という悪循環に陥りやすいということが言えます。
肥満だけではない、メールチェックが招く病気
寝る前のメールチェックの習慣が招くのは、
肥満だけではありません。
睡眠障害(よく眠れない、寝付けない)はもちろんのこと、
うつ病や、心筋梗塞などの病気にも
かかりやすくなることがわかっています。
どうしてもパソコンやスマートフォンを見る場合
どうしても帰宅後にメールやSNSチェックをする場合は、
ブルーライトカット眼鏡を利用してみましょう。
また、寝る前のメールチェックで抑制されてしまう
メラトニンというホルモンを増やすには、
セロトニンという物質を増やすことが重要です。
そのためには、セロトニンの原料となる
トリプトファンを摂取する必要があります。
トリプトファンは、肉類や乳製品に多く含まれるため、
就寝1時間前にホットミルクを飲むことで、
メラトニンを効果的に増やすことが出来ます。
ホットミルクはお腹にも溜まりやすいので、
空腹感を和らげる効果も期待できますね。
とはいっても、
やはりパソコンやスマートフォンの画面を見ない!
ということが最も大切です。
22時を過ぎたらパソコンもスイッチオフ。
スマートフォンはベッドに持ち込まない!
と決めてしまうのが得策です。