身近な果物である冬が旬のみかんに秘められた健康効果を知りましょう。
みかんでの健康効果は?
冬の旬の果物といえば、みかんですよね。
みかんは値段も安く気軽に食べられるので、
日本人が食べる果物No.1とも言われています。
そんな身近な果物であるみかんですが、
実はすごい健康パワーを持っているって知っていますか?
みかんには、ビタミンCとクエン酸が豊富に含まれています。
ビタミンCは、免疫力をアップさせる効果がありますので、
風邪やインフルエンザを予防してくれます。
また、肌のしみやしわ、たるみなどを防ぐ美肌効果もあります。
そして、クエン酸は疲労回復効果があることは有名ですよね。
さらに便秘解消効果もあるんです。
みかんのオレンジ色に秘められたパワー
みかんの色はオレンジ色ですよね。
そのオレンジ色を作り出しているのが
βクリプトキサンチンという色素です。
このβクリプトキサンチンの役割は、
オレンジ色を作っているだけではありません。
βクリプトキサンチンは抗酸化作用が強く、
がん予防に効果があることがわかったんです。
しかも、その効果は同じ抗酸化作用を持つβカロチンよりも
はるかに高いとされています。
実際に、マウスを用いた実験では
βクリプトキサンチンは大腸がん抑制効果があることが
証明されています。
また、βクリプトキサンチンは骨量を増やす働きもありますので、
骨粗しょう症対策にも効果があります。
しかも、このβクリプトキサンチンの効果は2ヶ月以上も続くので、
冬にみかんを食べると、春ごろまでその効果が持続するんです。
みかんは白い筋にも栄養が!
みかんを食べるとき、房についている白い筋はどうしていますか?
できるだけ取り除いて食べるという人は、
食べ方を見直したほうが良いかもしれません。
あの白い筋はアルベドと言います。
そして、アルベドには
食物繊維とビタミンPが豊富に含まれているんです。
ビタミンPの働きはあまり知られていないと思います。
ビタミンPはポリフェノールの一種で、ヘスペリジン、
ルチン、エリオシトリンなどの総称です。
ポリフェノールといえば抗酸化物質で、
生活習慣病や老化を防止してくれるものですよね。
ビタミンPの抗酸化作用も強いんです。
ビタミンPは毛細血管の強化、血中コレステロールの改善、
血流改善、抗アレルギー作用、
がんの抑制作用などが確認されています。
さらに、壊れやすいビタミンCを守る働きもあります。
みかんの白い筋であるアルベドに
こんなに健康パワーが秘められているなら、
これからは白い筋も食べようと思う人も多いのではないでしょうか?
これらがみかんの健康パワーですが、
みかんの皮は古来から漢方薬として使われてきました。
みかんの皮を乾燥させて煎じたものは、
喉の痛みや咳に効果がありますし、みかんの皮をお風呂に入れると、
血行が促進されて、冷え性に効果があります。
身近な果物であるみかんを食べて、
冬を健康に乗り切りましょう!