大根で肝炎予防?大根が持つ驚くべき健康パワーを知りましょう。
大根が消化に良い理由
冬の野菜である大根は、消化に良い食べ物ですよね。
なぜ、大根は消化に良い食べ物なのか知っていますか?
大根が消化に良い理由、
それは大根には消化酵素が含まれているからです。
大根には、アミラーゼ、プロテアーゼ、
リパーゼという3つの消化酵素が含まれています。
アミラーゼは炭水化物を消化し、
プロテアーゼはタンパク質を消化します。
リパーゼは脂質の消化酵素ですから、
大根を食べると三大栄養素を消化するための消化酵素を
すべて摂取することができるんです。
食べたものから消化酵素を摂取できれば、
消化を促進することができますし、
消化管からの消化酵素の分泌が少なくて済みますから、
胃腸の負担を軽減することができるのです。
ただ、消化酵素は熱に弱く、
50度前後に加熱すると壊れてしまいますので、
胃腸が弱っているときは、大根は大根おろしなどで
加熱せずに生で食べるようにしましょう。
血液サラサラ効果もある!
大根の健康効果は消化を助けるだけではありません。
血液をサラサラにする効果もあるんです。
大根にはイソチオシアネートという成分が含まれていますが、
このイソチオシアネートには血液をサラサラにして、
血栓を予防する効果がありますので、
心筋梗塞や脳梗塞を予防することができるんです。
さらには、このイソチオシアネートは
抗炎症作用や解毒作用がありますし、
抗酸化作用もありますので、
風邪で喉が痛いときは喉の痛みを和らげてくれますし、
アンチエイジングにも効果があるすごい栄養素なのです!
がん予防もできる
大根はがん予防もできるんですよ!
大根にはオキシターゼという酵素が含まれていますが、
このオキシターゼは焼き魚の焦げの部分などから発生する
発がん性物質の生成を抑制する効果があるのです。
さらに、大根には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腸内環境を改善して便秘を解消してくれますので、
大腸がんの予防も期待できるんですよ!
板垣だいこんに注目?
大根は消化を助け、血液をサラサラにし、
抗炎症作用や解毒作用、抗酸化作用、
がん予防などの効果がありますが、
大根の中には肝炎に効果がある大根もあるんです。
肝炎に効果のある大根とは板垣だいこんです。
板垣だいこんとは福井県福井市の板垣地区で
栽培されている伝統野菜ですが、
この板垣だいこんは先ほど紹介したイソチオシアネートが
通常の大根の50倍も含まれていることがわかったんです。
通常の大根の50倍もイソチオシアネートが含まれていれば、
先ほどご紹介した血液サラサラ効果に加えて、
肝臓に脂肪が蓄積するのを抑制し、
脂肪肝やそれに伴う肝炎を予防してくれるのです。
これからは板垣だいこんが全国的に流通して、
肝炎予防に良い野菜として有名になるかもしれませんね!