味噌汁は健康に良い!味噌汁の健康効果を見直してみましょう!!
味噌汁は塩分が多いわけではない
味噌汁は塩分が多いから、
減塩のために味噌汁は飲まないようにしていると
いう人はいませんか?
味噌汁は塩分過多の原因であるというイメージがあると思いますが
実はそんなことはないんです。
日本人の塩分摂取量の推奨量は、
2015年4月から男性は1日8.0g、女性は7.0g未満としています。
では、味噌汁1杯の塩分含有量は
どのくらいなのでしょうか?
味噌をどのくらい使うかによって変わってきますが、
平均では1.2~1.5gとされています。
これを見ると、1日3食毎回味噌汁を飲むと、
味噌汁だけで1日の塩分量の半分に達することになりますので、
さすがに1日3回味噌汁を飲むのは厳しいかもしれません。
でも、1日1~2回なら許容範囲だと思いませんか?
また、スープ類は特別味噌汁の塩分が高いというわけではなく、
スープ類なら1人前あたり1g前後が平均になります。
そして、味噌汁の場合、
塩分を気にして飲まないメリットよりも、
塩分を気にしつつ適量を飲むメリットのほうが大きいんです!
味噌汁の健康効果は?
味噌汁に欠かせない味噌は、発酵食品ですよね。
発酵食品には善玉菌が含まれていますので、
味噌汁を飲むと腸内環境を整えてくれる効果があるんです。
また、ナトリウムやカリウムなどの
ミネラル分も補給することができます。
さらに、味噌汁はがん予防の効果もあるんです。
胃がんは日本人に多いがんですが、味噌汁を毎日飲む人は、
胃がんの死亡率が低いという調査結果があります。
男性の場合、味噌汁をまったく飲まない人と、
毎日味噌汁を飲む人では胃がんの死亡リスクの差は
1.5倍もあるとのことです。
また、女性の乳がんのリスクも
味噌汁で低下させることができます。
味噌汁を1日1杯未満しか飲まない人に比べると、
1日2杯飲む人は乳がんの発症リスクが26%低下し、
3杯以上飲む人は40%もリスクが低下するんです。
減塩しつつ満足感を得るコツは?
味噌汁を1日3杯以上飲むと、がん予防の効果や
そのほかの健康効果があることがわかりましたが、
女性の場合、食塩の摂取量は1日7.0g未満が推奨されていますので、
塩分量が1杯1.2~1.5gの味噌汁を1日3杯飲むのは、
ちょっときついですよね。
それなら、自分で味噌汁を作って
減塩した味噌汁を飲むようにしましょう。
減塩しつつも満足感を得るコツは、出汁をしっかり取ることです。
出汁はうまみの素ですから、しっかりと出汁をとることで、
塩分が少なめでも満足感を得ることができるのです。
ただ、市販の顆粒出汁には、塩分が含まれていますので、
市販の顆粒出汁ではなく、
天然の出汁を使うようにしてください。
また、薬味を上手に使ったり、
具沢山にすることでも満足感はアップしますよ!
味噌汁は健康に良いものですから、
「塩分が気になるから」といって敬遠せずに、
減塩しながら上手に食卓に取り入れましょう。