病気ではないけれどトイレが近くなる理由3つ!一体何が原因なの?
寒いとトイレが近くなる理由
なんだかいつもよりトイレが近いという時がありますよね。
病気ではないけれど、
いつもよりトイレが近くなる3つの理由をご紹介します。
1つ目のトイレが近くなる理由は、寒さです。
寒い冬は普段よりもトイレの回数が多いという人は
たくさんいますよね。
なぜ寒い冬はトイレが近くなるのでしょう?
寒さでトイレが近くなる原因は3つ考えられます。
1つ目は、毛細血管が収縮するためです。
寒いと、皮膚表面に近いところにある毛細血管は、
体の熱を逃がさないために収縮します。
血管が収縮すると、そこを流れる血液の量は減少しますよね。
そうすると、いつもよりも血液量は少なくしなければいけません。
そのため、本来なら血液になるはずだった余った水分が
尿として体外へ排出されるので、トイレが近くなるのです。
2つ目のトイレが近くなる理由は、
寒さによって交感神経が刺激されて、
膀胱周囲の筋肉が収縮して、トイレに行きたくなるものです。
3つ目は汗をかかないことです。
冬は気温が低いため、汗をかく量が減りますから、
余分な水分が尿として排泄されるのです。
この3つの理由から、冬はトイレが近くなるのです。
妊娠するとトイレが近くなる理由
病気ではないけれど、
トイレが近くなるケースには、妊娠があります。
出産経験がある女性は、妊娠中にトイレが近くなって困った
という経験を持っている人が多いですよね。
なぜ、妊娠するとトイレが近くなるのでしょうか?
妊娠すると、子宮内で赤ちゃんがだんだん大きくなりますよね。
最初は細胞レベルでしかなかったのに、
10ヶ月の間に約3000g、身長は50cm前後まで大きくなります。
子宮は膀胱と非常に近い場所にありますので、
赤ちゃんがだんだん大きくなれば、子宮が大きくなり、
それに伴って膀胱を圧迫するようになりますので、
膀胱内に溜められる尿量が少なくなり、
トイレが近くなってしまうのです。
お酒を飲むとトイレが近くなる理由
お酒を飲むことでも、トイレが近くなりますよね。
量はそれほど飲んでいなくても、トイレが近くなって、
飲み会の最中に何度もトイレに立ったという経験が
ある人もいるでしょう。
なぜ、お酒を飲むとトイレが近くなるのでしょう?
それは、アルコールには利尿作用があるからです。
血液や細胞内の水分を
半ば強制的に尿として排出する作用があるのです。
だから、お酒を飲むとトイレが近くなるんですね。
ここで注意点が1つあります。
アルコールを飲むと、体内の必要な水分を
無理やり尿として排出することになりますので、
お酒を飲んだ後は脱水になっています。
お酒で水分を取っているからといっても、
それ以上の量を尿として出しているんです。
ですから、お酒を飲んだ後は、
きちんと水分補給をするようにしてくださいね。
寒いこと、妊娠していること、
お酒を飲んだことでトイレが近くなるのは病気ではありません。
体の反応として普通のことです。
でも、お酒を飲んだ時は、
必ず水分補給を忘れないようにしましょう。