コーヒーは1日何杯までならOK?飲みたいだけ飲んでも良いの?
コーヒーは健康に良い飲み物
コーヒーが好きな人は多いですよね。
一昔前はコーヒーは美味しいけど
体にあまり良くないと思われていましたが、
現在ではコーヒーは健康に良い飲み物であるとされていますよね。
コーヒーが健康に良い理由は
ポリフェノールが含まれているからです。
コーヒーにはクロロゲン酸という
ポリフェノールが含まれていますが、
ポリフェノールには抗酸化作用があることは有名ですよね。
コーヒーのポリフェノールには、平滑筋を弛緩させるため、
気管支や冠動脈を広げることで、気管支喘息や狭心症を改善したり、
動脈硬化を防ぐことで脳卒中を予防したり、
活性酸素を除去することでがんを予防したりする効果があるんです。
これだけの健康効果があれば、
コーヒーは健康に良い飲み物と言えますよね。
カフェインの中毒性には要注意
コーヒーは健康に良い飲み物ですが、健康に良いからといって、
無条件にどんどん飲んでOKというわけではありません。
なぜなら、コーヒーにはカフェインが含まれているからです。
カフェインを取りすぎると、カフェイン中毒になり、
最悪の場合は命を落とすこともあるんです。
アメリカのメリーランド州にある
ジョンズ・ホプキンズ大学医学部では、
「カフェインは世界中で最も普及しているドラッグである」
という論文を発表し、カフェインは非常に中毒性が高く、
カフェインを摂取する習慣が一度身につくと、
なかなかやめられなくなってしまうと述べています。
コーヒーを飲み過ぎると、
カフェインを取らずにはいられなくなりますし、
その欲求に従ってカフェインをどんどんとってしまうと、
急性中毒を起こすことになりますので注意が必要なのです。
コーヒーは1日3~5杯ならOK
コーヒーは健康に良い飲み物だけど、飲み過ぎは危険です。
では、コーヒーは一体1日何杯まで飲んで良いのでしょうか?
ヨーロッパ食品安全機関(EFSA)が設定する、
成人が摂取しても身体に影響がないとみられる1日当たりの
カフェインの最大摂取量は、1日400㎎までとなっています。
コーヒー1杯のカフェイン含有量は80㎎前後ですので、
1日5杯までということになります。
ただ、コーヒー以外の緑茶や紅茶、コーラ、
エナジードリンク等にもカフェインは含まれていますので、
1日3杯程度を目安にすると良いでしょう。
また、1日3杯程度で健康への効果も確認されています。
1日3杯、多い日でも5杯までと決めて
コーヒーを飲むようにしましょう。
ただ、カフェインには覚せい作用がありますので、
夜寝る前に飲むと眠れなくなりますし、
利尿作用で夜中にトイレに行きたくなりますので、
寝る前のコーヒーは止めておいたほうが無難ですよ。