緑茶でHIV予防&ダウン症治療?緑茶の健康効果を知りましょう。
緑茶の健康効果といえば?
日本伝統の飲み物である緑茶は、健康に良いことで有名ですよね。
なぜ、緑茶は健康に良いのでしょうか?
それは、カテキンがたっぷりと含まれているからです。
カテキンはフラボノイドの一種で、
高い抗酸化作用を持っています。
そのため、抗がん作用があったり、
生活習慣病を予防することができるんです。
また、体脂肪を燃焼させる効果もありますので、
肥満予防やメタボ予防にもつながりますし、
ダイエット中の飲み物にもおすすめなんです。
そして、抗ウイルス作用・抗菌作用がありますので、
インフルエンザ予防にも役立ちます。
緑茶にはこれだけの健康効果がありますので、
昔から健康に良い飲み物とされてきたんですね。
緑茶はHIV予防にもつながる?
緑茶にはたくさんの健康効果がありますが、
現在でも緑茶の新しい健康効果は続々と報告されています。
注目すべき緑茶の健康効果の1つ目は、HIV予防です。
ドイツのハイデルベルグ大学の研究チームは
エピガロカテキンガレートという緑茶のポリフェノールが、
性交渉中にウイルスを媒介する精液中のたんぱく質を
中和する能力があることを発見したんです。
つまり、緑茶に含まれている成分が、
性交渉時のHIVへの感染を防いでくれるというわけです。
研究チームは、
性交渉時にこの「エピガロカテキンガレート」を
配合した膣クリームを使用することで、
安くしかも簡単にHIV感染を防ぐことができるとしています。
ただ、この膣クリームは現在はまだ未開発ですし、
緑茶を飲んだり、緑茶を膣に塗っただけでは
HIVは予防することはできませんので注意してくださいね。
緑茶はダウン症にも良い?
緑茶の新しい健康効果の2つ目は、
ダウン症にも効果があることです。
ダウン症は通常2本1組の21番染色体が3本ある
突然変異によって起きる遺伝子疾患で、
WHOによると1000人に1人が発症するとされています。
ダウン症は知的障害が主な症状になりますが、
ダウン症の患者さんを2つのグループに分けて、
1つのグループにはカフェインレスの緑茶サプリメントを、
もう1つのグループにはプラセボのサプリメントを服用してもらい、
オンラインでの認知訓練を受けてもらいました。
その結果、緑茶サプリメントを飲んだグループは
記憶パターンや言語想起、適応行動などで
プラセボのグループに比べて高い成果を発揮したんです。
これらの結果から、
緑茶はダウン症の治療に大きな役割を
果たすかもしれないと期待されています。
このように緑茶はまだまだ未発見の健康効果が
たくさん隠されているかもしれません。
日本人にとって身近な飲み物である緑茶からは、
今後も驚くような健康パワーが発見されるかもしれませんね。