妊娠中に気をつける食事のポイント4つ!赤ちゃんの為にも、これだけは守ろう
妊娠中に気をつける食事=生もの
妊娠中は様々なことに気をつけなければいけませんが、
特に食事には注意しなければいけないことがたくさんあります。
妊娠中に食事面で気をつけるべきことを4つご紹介します。
妊娠中に気をつけるべき食事、
1つ目は生ものはできるだけ控えましょう。
妊娠中は免疫力が下がりますので、
感染症にかかりやすくなります。
でも、妊娠中はご存知のように
薬を安易に飲むことができませんので、
感染症には気をつけなければいけないのです。
生卵はサルモネラ菌に感染する可能性がありますので、
生卵は控えめにした方が良いでしょう。
刺身などの生魚も細菌やウイルス、
さらに寄生虫によって食中毒になるリスクがあります。
そして、生肉には絶対に避けてください。
生肉はトキソプラズマに感染する可能性があります。
妊娠中にトキソプラズマに感染すると、
胎児死亡や水頭症、脳室拡大、脳内石灰化、
網膜脈絡膜炎などの障害が発生するリスクが高いんです。
妊娠中に気をつけるべき食事=ビタミンA
妊娠中は、ビタミンAの摂りすぎにも気をつけなければいけません。
妊娠中は栄養をたっぷり摂らないとと思って、
ビタミンAをたくさん摂取しようとすることがあります。
ビタミンAを野菜など植物性の食品から摂る場合は、
何の問題もありません。
野菜に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変わりますが、
βカロテンをたっぷり摂った場合の問題は
何も報告されていないからです。
でも、動物性の食品からビタミンAを摂る場合は、話は別です。
妊娠中に動物性のビタミンAを摂取しすぎてしまうと
胎児の奇形につながる恐れがあるんです。
レバー類やウナギなどは、ビタミンAを豊富に含んでいますので、
妊娠中は控えめにした方が良いでしょう。
妊娠中に気をつけるべき食事=大型の魚
妊娠中は大型の魚も控えめにしてください。
食物連鎖の頂点にいる大型の魚は、
メチル水銀をたっぷり含んでいます。
メチル水銀とは水俣病の原因となった物質です。
メチル水銀は胎児の中枢神経に
悪影響を及ぼす可能性がありますので、
できるだけ避けなければいけません。
避けるべき魚は、クロマグロやメバチマグロ、金目鯛、
めかじき、まかじき、クロムツなどです。
ただ、これらの魚も絶対に食べてはいけないというわけではなく、
食べる量を制限すればOKと厚生労働省は通達しています。
そして、魚全体がダメというわけではなく、
キハダやメジマグロ、ツナ缶、鮭、アジ、サンマ、
イワシなどの魚は水銀の含まれている量がとても少ないので、
メチル水銀を気にせずに食べてOKです。
妊娠中に気をつけるべき食事=カフェイン
妊娠中に気をつけるべき食事、最後はカフェインです。
カフェインは1日200㎎以上摂ると、
流産のリスクが2倍になることがわかっています。
コーヒーには100mlあたり
60㎎前後のカフェインが含まれていますので、
1杯150mlとすると1杯のコーヒーには100㎎のカフェインが
含まれているということになります。
ということは、コーヒー2杯で流産のリスクが
高くなるということになります。
そのため、妊娠中は麦茶やデカフェなど、
カフェインレスの飲み物を飲むようにしましょう。
妊娠中の気をつけるべき食事を4つご紹介しました。
妊娠中にアルコールは厳禁ということは知っていても、
ビタミンAやメチル水銀などに注意すべきと知らなかった人も
多いのではないでしょうか?
お腹の赤ちゃんを守るためにも、あなた自身を守るためにも
妊娠中の食事には細心の注意を払って、
健やかに過ごしましょう。