一年で一番体調を崩しやすい梅雨の季節。元気に乗り越えて夏に備えよう。
今年は長梅雨?早くも憂鬱な季節に突入
2013年は春らしい春がありませんでしたね。
5月に入っても寒暖の差が大きく、
やっと暖かく気温が安定してきたと思ったら、
もう梅雨入りです。
関東甲信越地方も5月29日と、
例年より10日も早く入梅してしまいました。
梅雨時の晴れ間は、せいぜい3日に一度だといいます。
こんな気候の時は、体調もぱっとせず気持ちもふさぎがち。
晴れ間にはなるべく外へ出て、
貴重な太陽の光に当たるようにしましょう。
そして、蒸し蒸しと憂鬱な季節を、
心身ともに健康を保って乗り越えたいものです。
寒暖差や湿気で自律神経が正常に働かなくなる
梅雨時は、身体に様々なトラブルの起こりやすい季節です。
低気圧の影響を受けて頭痛や自律神経失調症を起こしたり、
多湿により関節痛やリウマチが悪化したりという、
悪天候の影響を直接受けて起こる不調もあれば、
カビによるアレルギーや食中毒のような
二次的なトラブルもあります。
「梅雨冷え」という言葉が表すように、
この時期は日照時間が短く、冷え込む日が多くあります。
雨の合間の梅雨晴れの日には、急に気温が上がります。
このような、大きな寒暖差に身体がついていけず、
体温調節がうまくできなくなったり、
自律神経のバランスが崩れたりすると、
だるい、疲れやすい、頭が痛い、食欲が湧かないといった、
いわゆる「気象病」と呼ばれるような症状が出てきます。
入浴の際はぬるめのお湯で時間をかけて
半身浴をするようにしたり、
睡眠不足にならないよう規則正しい生活を心がけ、
心身のバランスを取り戻す必要があります。
極力カビを排除する生活を
梅雨時は、カビが好む湿度75%以上、
温度20℃という条件を、連日満たしてしまいます。
家のいたるところにカビが発生しやすくなり、
不快指数に輪をかけます。
カビを餌にするダニも発生しますし、
食中毒・アレルギーなど病気の原因となるなど、
見過ごすことができません。
この時期は、電気代が馬鹿になりませんが、
換気扇をなるべく回しておきましょう。
洗濯物の部屋干しは、部屋中に湿気を運んでしまいます。
エアコンのドライ運転をしておくか、
できれば乾燥機や浴室乾燥などを利用したいものです。
台所の収納棚、冷蔵庫やレンジ内などは、
こまめに掃除をしましょう。
高温になる食器洗浄機内にも
カビが発生することがわかっています。
時々エタノールで消毒するなどのお手入れが必要です。