注目されるコーヒーの健康パワー。コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールによる体への影響とは?
コーヒーを飲んで健康に!
最近、コーヒーの健康パワーが注目されています。
これは、コーヒーに含まれるポリフェノール
「クロロゲン酸」の作用により、
がん予防や脳卒中予防、脂肪燃焼、美肌効果が
期待できるからです。
現代人は時間に追われていて、
健康に気遣った生活をしようとしても、
なかなか難しいのが現状ですので、
日常的な飲み物で健康増進できるのは嬉しいですよね。
最近は、このクロロゲン酸を多く含んだコーヒーが、
厚生労働省の特定保健用食品に認定されています。
健康のためには、
コーヒーを1日3~5杯飲むと良いそうですよ。
コーヒーのカフェインで脱水になる?
コーヒーに含まれているポリフェノール「クロロゲン酸」は
健康に良いことが次々に解明されていますが、
コーヒーにはクロロゲン酸だけでなく、
カフェインも含まれていますよね。
カフェインには、利尿作用があります。
コーヒーを飲むと、トイレが近くなる
という人も多いのではないでしょうか?
コーヒーを飲みすぎると、
利尿作用により脱水症状にならないかと心配になりますよね。
アメリカのコネチカット大学の
ローレンスE.アームストロング教授の調査によると、
カフェインには水のような穏やかな利尿作用があるが、
適度なカフェイン消費が健康に影響を与えるほどの
「流動性の電解質平衡異常」を生むことはないと
結論付けています。
つまり、適度なカフェインの摂取では、
利尿作用は強くなく、
脱水症状になることはないということですね。
これで、安心してコーヒーを飲むことが
できると思います。
でも、次に気になるのが、
「適度なカフェイン量」だと思います。
適度なカフェイン量ってどのくらいなんでしょう?
カフェイン中毒に注意!
カフェインは、過剰摂取すると
「カフェイン中毒」を引き起こします。
カフェイン中毒には、急性症状と慢性症状がありますが
カフェイン飲料を飲みすぎることで起こるのは、
慢性症状です。
カフェイン中毒の慢性症状には、不眠、興奮状態、
神経過敏、落ち着きがなくなる、顔面の紅潮、
不整脈、動悸、頻脈などがあります。
カフェインは、体内で分解、解毒されますので、
体内に蓄積されることはありません。
このカフェインの慢性症状が現れ始めるのは、
1日に250mg以上のカフェインを摂取した場合です。
コーヒー1杯(150ml)のカフェイン含有量は
およそ60mgですので、
1日4~5杯までに抑えておくのが良いでしょう。
健康のためのクロロゲン酸摂取のためには、
1日3~5杯のコーヒーを飲むことが推奨されています。
カフェイン摂取量合わせて考えても、
その程度のコーヒーを飲むことには、
特に問題ありません。
もし、カフェインの過剰摂取量が気になるなら、
クロロゲン酸が増量になっている
インスタントコーヒーや特定保健用食品のコーヒーを
飲むようにすると良いでしょう。