「食べ過ぎた時の記憶」を忘れずに活用するダイエット。記憶で食欲をセーブできる・・!?
食べ過ぎた時の記憶を忘れずに活用するダイエット方法
どんな人にでも、食べ過ぎた記憶というのはあると思います。
特に、大好物なら、なおさらでしょう。
食べ放題バイキングでどんどん食べて、
後で、パンパンに膨らんだお腹をさすりながら後悔した記憶は、
誰にでも一度はあるのではないでしょうか?
「一回どころか、何回もあるよ。
でも、しばらくすると忘れて、同じ事を繰り返すんだよね」
そういう人、それはいけません。
暴飲暴食は忘れる事なく記憶した方が、
実はダイエットに役立つという事が分かったのです。
人間の脳は、記憶で食欲をセーブできる?
それを証明した実験があります。
まずは、被験者をA・Bに分けて、
Aには、小さなボウルに入ったスープ、
そして、Bには、大きなボウルに入ったスープを
飲んでもらいます。
こちらのボウル、大きさは違うのですが、
中に入っているスープの分量は同じになっています。
さて、普通に考えると、
入っているスープの量は同じですから、
A・Bいずれも同じ時間に空腹を覚えると思いますよね?
ところが、Bのグループは、24時間経過しても
Aのような空腹は感じないと答えたのです。
何度もVTRで、満腹のイメージをすり込むというテクニック
どうして、AグループとBグループでは、
このような差が生じたのでしょう?
実は、この実験では被験者に、
VTRで、それぞれが飲んだボウルのスープ画像を
数時間繰り返し見せていました。
つまり、Bグループは、
大きなボウルに入ったスープの映像を見せられて、
脳に満腹がすり込まれていたのです。
これにより、Bグループでは、
無意識の間に脳が満腹を意識してしまい、
お腹が空かなかったのです。
頭の中で、満腹の苦しさを何度もイメージして、すりこむ
これは、別にVTRでなくても、
自前の記憶でも同じ効果が得られると言います。
「今日は、食べ過ぎそうだな・・」
そう思った時には、前に食べ過ぎて、
苦しんだ映像を思い浮かべます。
これを何度も繰り返す事で、
脳は、早目に満腹を感じて、
あなたは食べ過ぎるのを抑えられるのです。
「そんなに上手くいくの?」と思うかも知れませんが、
これは、考えようで私達は似たような事を経験しています。
少し考えると、例えば、大好物を食べ過ぎて、
気分が悪くなってしまい、
それっきり嫌いになる事ありますよね?
それだって、大好物だったものを見ると同時に脳が、
気分が悪くなった記憶を思い出す事で起きています。
これが出来るのであれば、
同じように満腹の苦しさを何度も思い出す事で、
食欲を抑えられます。