経口避妊薬(ピル)を活用すれば、快適な生活が送れるようになるかもしれません
経口避妊薬(ピル)とは
経口避妊薬(ピル)とは、妊娠成立時に分泌される
女性ホルモンが入っている薬で、飲むことで、
体は妊娠しているかのようになるため、
排卵を抑制し、高い確率で避妊することができます。
ピルは世界中で一番服用されている薬と言われ、
避妊目的だけでなく、様々な副効用があり、
それを目的に服用する人もたくさんいます。
処方方法は、病院で処方箋を書いてもらい、
処方してもらう薬なので、
処方の際には婦人科の受診が必要になります。
ピルは保険適用外の薬なので、
自費診療になり、初回の検査などで約1万円、
ピルだけの費用はおおよそ
1ヶ月2000円から3000円となります。
経口避妊薬(ピル)の効用
排卵後にホルモンの状態が急激に変わることにより、
様々な体は気分の不調があらわれたり、
月経時には激しい月経痛に悩まされたりしている人は
多いと思います。
そのような人にも経口避妊薬(ピル)は有効なのです。
経口避妊薬(ピル)には様々な副効用があり、
その副効用が毎月の悩みから解放してくれます。
体のホルモンバランスが
妊娠しているときと同じようになるため、
子宮内膜が通常より厚くならず、
剥がれ落ちる内膜の量も減るため、
月経量も減り、月経痛もやわらぎます。
また、ホルモンバランスが安定することにより、
月経前にゆううつになったり
イライラしたりするなどの症状がみられる
「月経前症候群(PMS)」を軽減する効果や、
月経前のニキビや多毛症などの
肌トラブルを防ぐ効果もあります。
それ以外にも副効用はあり、排卵を抑制することにより
卵巣の負担を減らすことから、
卵巣のう腫や子宮外妊娠を防ぐ効果もあり、
長期服用することにより、
子宮体がんや乳房疾患を防ぐとも言われています。
経口避妊薬(ピル)の副作用
このように、様々な効用のある
経口避妊薬(ピル)ですが、副作用もあります。
ピルは体を妊娠中と同じホルモンバランスにするため、
妊娠中と同じような症状がでることがあります。
つわりのような吐き気や、乳房の張りなどの症状に加え
月経と月経の間に不正性器出血があることがあります。
このような症状はほとんどは
飲み始め2~3か月ほどでおさまりますが、
おさまらなかったり、症状がひどい場合などは、
病院を受診して、違うピルに変えてもらうなどの措置を
とったほうがよいでしょう。
経口避妊薬(ピル)と上手につきあうことで、
辛い症状を抑えるとともに
快適な生活が送れるようになるかもしれません。
辛い月経痛などの症状に悩んでいる人も、
一度、病院を受診してみてはいかがでしょうか。