花粉症を改善するための食べ物にはどんなものがあるか知っていますか?
花粉症になる人とならない人の違い
春は花粉症で憂鬱になってしまうという人も多いともいます。
日本の花粉症患者数は3000万人以上とも言われています。
国民の4人に1人は花粉症という統計結果です。
アトピー性皮膚炎や気管支喘息など
アレルギー体質の人は花粉症を発症しやすいとされていますが、
今までアレルギーとは無縁だったのに、
突然花粉症になってしまったという人もいますよね。
そして、アレルギー体質なのに
花粉症にはなっていないという人もいます。
花粉症になる人とならない人の違いって何でしょうか?
花粉症になるかどうかには3つの要素が関わっています。
1つ目は遺伝性のものです。
アレルギー体質もこれに当たります。
アレルギー体質は遺伝的な要素が大きいんです。
本人が何らかのアレルギーを持っていれば、
当然花粉症のリスクが高まりますが、
家族や親族にアレルギー体質の人がいるだけでも
花粉症を発症しやすくなります。
2つ目が食生活です。
高タンパク・高脂質の食事を取っていると、
高タンパク・高脂質の食事をすれば、
すぐに花粉症になるというわけではありませんが、
アレルギーを発症しやすくなりますので、
花粉症のリスクが上がります。
3つ目がスギ花粉に接する量です。
花粉症は身体の花粉に対するキャパシティが
オーバーすることで発症します。
自宅近くに杉がたくさんあると、
スギ花粉に接する量が多くなりますので、
花粉症を発症しやすいんです。
花粉症を改善するためには腸内環境を整える
では、花粉症の症状を改善するためには
どうしたら良いのでしょう?
市販の抗ヒスタミン薬を飲むと眠くなって、
仕事や勉強に差し支えることもありますよね。
薬に頼らずに花粉症の症状を改善させるには、
腸内環境を整える必要があります。
腸内環境を整えれば、免疫力がアップしますので、
アレルギー症状が抑えられ花粉症の症状が緩和されるんです。
腸内環境を整えるためには、
善玉菌を豊富に含む発酵食品をたくさん食べましょう。
善玉菌を含む食べ物といえばヨーグルトが有名ですが、
そのほかにもぬか漬けやキムチ、チーズ、
味噌なども発酵食品ですので、善玉菌を含んでいます。
また、善玉菌を増やすために欠かせないのが食物繊維です。
食物繊維は悪玉菌の排泄に役立ちます。
また、メルボルン大学の研究によると、
腸内細菌が食物繊維を消化する際に出す物質には、
アレルギー反応を予防する働きがあるそうですよ!
青魚には炎症を抑える
また、イワシやサンマ、サバなどの青魚も
花粉症の改善に役立ちます。
青魚にはEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸は、炎症を抑える作用があるんです。
喘息の人にオメガ3脂肪酸を5週間服用してもらったところ、
気道炎症を示す値が下がったとの報告があります。
花粉症の季節は、おかずに肉類ではなく青魚を選んで、
積極的にオメガ3脂肪酸を取りたいですね。
柑橘類からケセルチンを
そして、花粉症の改善には柑橘類や玉ねぎなどに含まれる
ケセルチンという成分も欠かすことができません。
ケセルチンはフラボノイドの一種で、
抗酸化作用や抗炎症作用がありますが、
抗ヒスタミン効果が高いことで知られているんです。
抗ヒスタミン効果が高いということは、
市販の抗ヒスタミン薬を飲んだのと
同じ効果を期待できるということですので、
天然の医薬品と言えるでしょう。
今年の花粉症は、食べ物で症状を緩和させて
乗り切るようにしましょう!