女性はアルコール依存症になりやすい!アルコール依存症について知りましょう。
なぜアルコール依存症になるのか?
お酒を飲まずにはいられない。お酒を控えなければいけない、
止めなければいけないと頭ではわかっているのに、
どうしてもお酒を飲んでしまう。
それが、アルコール依存症です。
アルコール依存症は、ドーパミンが関係しています。
アルコールを飲むと、脳内でドーパミンが分泌されますが、
このドーパミンが分泌されると幸福感を感じるようになります。
そして、幸福感を得ようとアルコールを飲み続けると、
やがて耐性が出てきますので、
さらに幸福感を得ようとしてアルコールの量が増えます。
そして、アルコールを飲んでいない時は幸福感を得られませんので、
それをストレスに感じ、
アルコールを連続して飲むようになるのです。
でも、飲酒をしても
アルコール依存症になる人とならない人がいますよね。
アルコール依存症の原因には遺伝要因と環境要因があります。
遺伝要因は原因の50~60%を占めていて、
これらの要因を持っていると、
それだけアルコール依存症になりやすいということになります。
女性のアルコール依存症患者が増えている
以前は、アルコール依存症は
男性の病気というイメージが強かったのですが、
最近は女性のアルコール依存症患者が急増しています。
厚生労働省が2003年に行った調査によると、
アルコール依存症の患者数は男性72万人、女性8万人でしたが、
10年後の2013年には男性95万人、女性は14万人に増えているんです。
アルコール依存症患者数自体も増えていますが、
女性の患者数は1.75倍にも増えていて、
女性のアルコール依存症患者の割合が急増しています。
実は、女性は男性よりもアルコール依存症になりやすいんです。
女性は男性よりも体格が小さいですし、
女性ホルモンの影響がありますので、
アルコールの代謝スピードが遅いという特徴があります。
それに加えて、
女性の社会進出によって女性の飲酒機会が増えたことが、
女性のアルコール依存症患者が増えた理由と言えるでしょう。
女性はキッチンドランカーに注意
そして、女性はキッチンドランカーになりやすいので
注意が必要です。
キッチンドランカーとは、
キッチンで料理をしながら料理酒を飲んでしまい、
それが止められなくなってしまうことです。
キッチンドランカーは40代前後の専業主婦が
なりやすいとされています。
育児がひと段落したけど、夫は働き盛りなので、
毎日帰宅時間が遅く、一人で過ごす時間が増える。
そういうストレスから、
ついつい料理をしながらお酒を飲んでしまい、
それにはまってズルズルと飲酒を続け、
キッチンドランカーになってアルコール依存症に陥る
というわけなんです。
男性だけでなく女性もアルコール依存症になること、
むしろ女性のほうがなりやすいことを認識して、
夫婦や家族の時間を積極的に作るようにしたり、
お互いの体調や生活習慣の変化を見逃さないようにしましょう。