ダイエットするなら炭水化物と脂質、どっちを制限すべき?効果的?
炭水化物と脂質、どっちがダイエットに効果的?
ダイエットしようと思ったとき、
真っ先に思い浮かぶダイエット法は、食事制限ですよね。
カロリーをコントロールして、
摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすれば、
自然に体重は減っていくものです。
食事制限をしようと思ったとき、
あなたが意識するのは炭水化物と脂質ですよね。
どちらもダイエットの敵と言われる栄養素ですが、
ダイエットには炭水化物と脂質の
どちらを抜いたほうが効果的だと思いますか?
この疑問の答えた研究結果があるんです。
アメリカのハーバード大学の
ブリガムアンドウィメンズ病院では、
低脂肪ダイエットと低炭水化物ダイエットの効果を
比べる調査研究を行いました。
その結果、低炭水化物ダイエットは
低脂肪ダイエットよりも1年間で平均1.13kgも
体重が減っていることが明らかになったんです。
つまり、ダイエットには低脂肪ダイエットよりも
低炭水化物ダイエットのほうが向いている、
脂質を制限するよりも炭水化物を制限したほうが効率よく
ダイエットができるということになります。
炭水化物をカットしすぎると逆効果に
炭水化物を制限すると、
効率よくダイエットができることがわかりましたが、
いくら炭水化物を抜くと効率よくダイエットできるからといって、
過度に炭水化物を抜いてしまうのは問題です。
炭水化物は体内ですぐにエネルギーに変換される栄養素です。
その炭水化物を抜いてしまうと、
脳が「あれ?今、飢餓状態かも!」と勘違いしてしまうのです。
脳が飢餓状態と判断すると、
余計なエネルギーを消費しないように、体に指令を出します。
そのため、体全体の代謝が落ちてしまい、
飢餓に備えようと体にエネルギーを蓄えようとするのです。
そうしたら、炭水化物を抜いてダイエットしているはずなのに、
体は代謝を落として、エネルギーを脂肪に変えて
体に蓄えようとしますから、太りやすい体質になってしまい、
食事制限をしても、全く体重が落ちないことになるんです。
脂質が不足すると美容に悪い
炭水化物は制限すると効率よく体重が落ちますが、
制限しすぎると逆効果になりうることがわかりました。
では、脂質を制限したらどうなるのでしょう?
炭水化物やたんぱく質は1gあたり4kcalですが、
脂質は1gあたり9 kcalですので、
脂質はカロリーが高く太りやすい栄養素なんです。
でも、脂質は三大栄養素の1つで、
健康の維持には欠かすことができないものです。
脂質が極端に不足すると、
肌がかさかさになってしまいますし、
便が硬くなって便秘になってしまうんです。
つまり、脂質を制限しすぎると、美容に悪いのです。
炭水化物も脂質も、食べ過ぎれば太りますし、
ダイエットをしようと思って極端に制限すると、
健康や美容に悪い影響が出てきます。
やはり、健康できれいにダイエットするためには、
カロリーコントロールをしつつ、
バランスよくすべての栄養素を取る必要があるんですね。