うつ病になる人が増えています。うつ病を予防する3つの食習慣を知りましょう!
うつを防ぐにはトリプトファンを!
一昔前に比べると、うつ病になる人が増えています。
その理由は、「うつ病」という病気が浸透して、
心療内科へ通う人が増え、
診断される人が多くなったこともありますが、
現代のストレス社会とも関係しているとされています。
そんなうつ病になりやすいストレス社会の中で、
うつ病を防ぐにはどうしたら良いでしょうか?
うつ病を防ぐ食習慣3つをご紹介します。
まず1つ目のうつ病を防ぐ食習慣は、
トリプトファンを取ることです。
トリプトファンとは、アミノ酸の一種ですが、
神経伝達物質のセロトニンの原料となる栄養素です。
うつ病の原因はまだ解明されていませんが、
セロトニン不足が深く関係しているのではないかと
言われています。
つまり、セロトニンを不足させないこと、
そのためには原料となるトリプトファンを
しっかり取ることがうつ病予防につながるんです。
トリプトファンを多く含む食品には、
チーズなどの乳製品や大豆製品、
肉類などがありますので、
これらの食品を積極的に取るとうつ病を予防できるでしょう。
うつを防ぐには葉酸とビタミンAを
うつ病を防ぐための食習慣2つ目は
「健康型の食事」をすることです。
国立がん研究センター
がん予防・検診研究センターの研究によると、
果物や野菜、イモ類、大豆製品、きのこ、海藻類、
脂の多い魚、緑茶などを多く含む食事を
健康型の食事と定義していますが、
この健康型の食事をすると自殺のリスクが
減少することがわかったんです。
自殺者の半数以上は
うつ病を患っているというデータもありますので、
自殺のリスクを減らす健康型の食事をすることが、
うつ病予防につながるのです。
なぜ健康型の食事が自殺リスクを減少させるかというと、
葉酸やビタミンAが多いからではないかとされています。
葉酸は神経の働きを正常化して、
精神状態を安定させる効果がありますし、
ビタミンAは抗酸化作用がありますよね。
ストレスによって活性酸素が増え、
それがうつ病の発症につながりますが、
抗酸化作用によって、活性酸素を除去できますので、
うつ病を予防することができるのです。
健康型の食事を取っていれば万全というわけではありませんが、
葉酸や抗酸化作用があるビタミンAなどは
積極的に取っておいて損はないでしょう。
うつを防ぐには楽しく食事をしよう
うつ病を防ぐ食習慣3つ目は、楽しく食事を取ることです。
あなたは1人で食事をする機会はどのくらいありますか?
東大医学部の研究によると、
1人で食事をする機会が多い独居の65歳以上の男性は、
うつ病の発症リスクが2.7倍もあることがわかったんです。
65歳以上の女性の場合は1.4倍のリスクになります。
1人で食事をすると、早食いになりますし、
楽しくありませんので、胃液の分泌が少なくなり、
胃腸に負担をかけてしまいます。
そうすると、体調が悪くなってストレスがたまり、
うつ病になりやすくなるんです。
この研究結果は65歳以上の高齢者を対象に行われていますが、
メカニズムは若い世代にも当てはまるものですから、
食事はみんなで楽しく食べるようにしたり、
気分を変えて屋外で食べたりする機会を
週1回でも作るようにすると良いでしょう。
うつ病を予防するためには、
まずあなたの食習慣を変えてみましょう。
うつ病を予防する3つの食習慣は、
どれも簡単にできるものばかりですよね。
今日からうつ病予防のための食事を始めてみませんか?