健康に良い脂肪酸、効能別のおすすめ5つ!便秘や美容、脳の機能にも効果が!
PMSを軽くしたいならγリノレン酸
「脂肪」というと、肥満や生活習慣病の原因になるもの
というイメージがありますが、
脂肪の中には健康に良いものがあります。
健康に良い脂肪にはどんなものがあるのか、
効能別に5つをご紹介します。
まず1つ目の脂肪酸は、γリノレン酸です。
γリノレン酸はカシス種子油や月見草油に含まれる脂肪酸ですが、
このγリノレン酸はプロスタグランジンE1という成分が
体内で増加します。
このプロスタグランジンE1は子宮の収縮を抑えることで、
月経前症候群(PMS)の症状を軽くすることができるんです。
生理前に頭痛や腹痛、倦怠感等に悩まされている人は、
このγリノレン酸を積極的に摂取すると良いでしょう。
便秘にはオレイン酸
2つ目の健康に良い脂肪酸は、オレイン酸です。
オレイン酸はオリーブオイルに含まれる脂肪酸です。
オレイン酸は、便秘に悩んでいる人におすすめなんです。
オレイン酸は腸内で潤滑油の働きをしますので、
便の滑りを良くして、腸内を進んでいくのを助けてくれます。
そのため、便秘を解消することができ、
便秘を予防することができるのです。
便秘を解消するためには、腸の蠕動運動がもっとも活発になる朝に
スプーン1杯のオリーブオイルを
そのまま飲むようにすると良いでしょう。
脳を元気にするならDHA
脳の機能を高めたいなら、脂肪酸の一種であるDHAを取りましょう。
DHAはドコサヘキサエン酸という脂肪酸で、
脳の神経細胞の膜に存在している栄養素です。
神経細胞の膜にDHAがたくさん存在すると、
神経伝達物質の生産が高まって、
脳内の神経伝達がスムーズに行われるようになり、
記憶力がアップするなど、脳の機能が活性化し、
脳を元気にしてくれるんです。
脳の発達が盛んな小さなお子さんや受験生などは、
DHAを積極的に取りたいですね。
DHAはイワシやサンマなどの青魚に含まれています。
血管を若く保つならEPA
健康に良い脂肪酸4つ目は、EPAです。
EPAはエイコサペンタエン酸のことで、
血管年齢を若く保ってくれる効果があります。
EPAは血中の中性脂肪を減らしてくれるのです。
中性脂肪は血管壁にこびりついて、動脈硬化を進行させます。
そして、動脈硬化は加齢とともに進行していくものなんです。
でも、EPAは動脈硬化の原因である中性脂肪を減らしてくれますので、
EPAをたっぷり取れば、動脈硬化を予防でき、
血管年齢を若く保つことができるのです。
EPAはDHA同様に青魚に豊富に含まれています。
美肌作りにはパルミトレイン酸
健康に良い脂肪酸5つ目は、パルミトレイン酸です。
パルミトレイン酸は、アーモンドやマカデミアナッツなどの
ナッツ類に多く含まれている脂肪酸です。
ナッツ類に含まれるパルミトレイン酸は、
肌の皮脂に10%程度含まれていますが、
加齢とともにどんどん減っていき、しわやたるみができやすく、
乾燥しやすくなるんです。
でも、ナッツ類を食べてパルミトレイン酸を食品から補うことで、
肌に張りや潤いを保つことができるのです。
健康に良い5つの脂肪酸、いかがでしたか?
あなたはどの効能に興味を持ったでしょうか?
目的別に脂肪酸を使い分ければ、
より健康に、より美しくなることができるでしょう!
実はお肌の皮脂にも約10%含まれているのですが、加齢で減るため、
補ってあげれば肌の再生を促進してくれるので、
しみやシワが改善できるかも!