年末年始は暴飲暴食に注意!胃腸を休める方法を知っておきましょう。
胃もたれ、胸焼けのメカニズムは?
12月1月は、クリスマスやお正月、忘年会、新年会などで、
思わず食べすぎてしまうことが多い時期です。
美味しいものを好きなだけ食べると、
幸せな気分になりますが、
それは一時的なものに過ぎません。
食べすぎで少しすると、
胃もたれや胸焼けが起こってきます。
その辛さに、食べ過ぎてしまったことを
後悔した経験がある人も多いのではないでしょうか?
なぜ、食べすぎると
胃もたれや胸焼けが起こるのでしょう?
そのメカニズムをご説明します。
胃もたれは、
胃酸過多と胃に食べ物が溜まることで起こります。
食べ物をたくさん食べると、それを消化するために、
胃酸が多量に分泌されます。
胃酸が過剰に分泌されると、胃に負担をかけますので、
胃もたれを感じるのです。
また、たくさん食べると、消化に時間がかかりますので
胃の中に食べ物が溜まっている時間が長くなり、
胃もたれの原因になります。
特に、脂肪分の多い食べ物は、消化しにくいですので、
胃もたれを感じやすくなります。
胸焼けは、胃酸が食道に逆流し、
食道の粘膜を傷つけることで起こります。
これも、胃酸の分泌が過剰になることが原因ですね。
暴飲暴食の後にはカブが効果的
思わず暴飲暴食をしてしまい、
胃もたれなど胃腸が疲れているときには、
カブが有効なんです。
カブは冬が旬の野菜ですので、
年末年始の食べすぎには、特に効果的です。
カブには、デンプン質を分解する消化酵素である
アミラーゼが含まれています。
そのため、胃腸が疲れているときにカブを食べると、
デンプン質の消化を助けてくれるので、
胃腸への負担が軽減され、
胃腸を休めることができるのです。
ただ、アミラーゼは熱に弱い性質がありますので、
サラダや浅漬けなどにして、生で食べるようにすると、
効果が高くなります。
また、カブは体を温めてくれる効果もありますし、
カブの葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
暴飲暴食はプチ断食でリセット
「暴飲暴食を何度もしてしまった」、
「消化に良いものを食べても胃腸が疲れている」
という場合は、
プチ断食をして胃腸をリセットすることをおすすめします。
プチ断食は、内臓を休ませるだけでなく、
デトックス効果やダイエット効果も得られます。
プチ断食とは、3日間で行う断食のことです。
1日目は昼食から食事量を減らして、
消化に良いものを食べるようにし、
夕食はスープやおかゆなどを食べます。
2日目に本格的な断食をして、
水以外は口にしないようにします。
3日目は、朝におかゆを少量食べ、
昼食は量の少ない消化に良いメニュー、
夕食から通常食に戻します。
また、1日中断食するのは辛いという人は、
「午前中は食べない」、「夕食を抜く」などの
半日プチ断食をしても、胃腸を休める効果は得られます。
このプチ断食で注意すべき点は、
断食中も脱水にならないように
水を積極的に飲むようにすることです。
また、自分の体調を考慮しながら、
無理のない範囲で行うようにしてください。