気軽に購入できるフルーツ。バナナは皮の色で健康効果が違うことを知っていますか?
青めバナナは整腸作用
バナナは季節を問わず、
いつでもスーパーで気軽に購入できるフルーツです。
値段も安いので、
一番身近なフルーツと言えるのではないでしょうか?
バナナのメリットは糖質の吸収が早く
すぐにエネルギーに変わること、腹持ちが良いこと、
食物繊維が豊富なこと、
免疫力アップや抗酸化作用があることなどがあります。
でも、これらのバナナのメリットを最大限に活かすには、
バナナの熟度つまりバナナがどのくらい熟しているかが
関係しているって知っていますか?
まずは、まだ少し硬い青めバナナからです。
整腸作用を期待したいなら、青めのバナナを食べましょう。
バナナには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は便秘を解消し、整腸作用があることは有名ですよね。
食物繊維と同じような働きをする物質があるんです。
それが難消化性デンプンです。
難消化性デンプンは青めのバナナに多く含まれていて、
熟すにつれて糖化していきます。
そのため、整腸作用を期待するなら、
食物繊維+難消化性デンプンのダブルの効果が期待できる
青めのバナナを食べると良いんです。
黄色いバナナは老化防止
ちょうど食べごろと言われる黄色のバナナは、
老化防止に効果があります。
東北大学の研究によると、身近にある食べ物の中で、
黄色のバナナが最も抗酸化作用が高いことがわかったんです。
リコピンが豊富と言われるトマトや
ポリフェノールが豊富と言われるぶどうよりも、
バナナのほうが抗酸化力が高いのです。
抗酸化作用が高いと、体内での酸化を抑制しますので、
細胞の老化を防いでくれますので、
動脈硬化やがんの予防にもなりますし、
アンチエイジングにもなりますね。
また、美肌効果があるビタミンB2、ビタミンB6、
ナイアシンも黄色バナナには豊富に含まれています。
茶色のバナナは免疫アップと胃潰瘍予防
そして、熟しすぎと思われる茶色のバナナにも効能はあります。
茶色のバナナの効能は、免疫力アップと胃潰瘍の予防です。
バナナを食べると血液中にIL-12という
免疫力を高める物質が増加することがわかっていますが、
やや熟しすぎのバナナのほうがこの効果が高いんです。
また、熟しすぎたバナナの皮には
シュガースポットと呼ばれる黒い斑点ができますが、
このシュガースポットができたバナナには、
燐脂質という物質が含まれています。
燐脂質は胃の粘膜を保護してくれる働きがあるため、
胃潰瘍予防を期待することができます。
バナナはどのくらい熟しているかによって、
どんなメリットが大きくなるのかが変わりますので、
バナナの健康効果を期待して食べる時は、
青めか黄色か茶色かを気にするようにしましょう。