朝食は食べるべき?朝食のメリットとデメリットについて知りましょう。
朝食を抜くと飢餓状態に?
あなたは毎日朝食を食べていますか?
朝は忙しくて朝食を食べる時間がない
という人もいるかもしれませんが、
朝食を抜くと脳が飢餓状態だと勘違いする可能性があるんです。
脳のエネルギー源はブドウ糖です。
そして、寝ている時も脳は働いていますので、
24時間いつでもブドウ糖が必要なんです。
食事からブドウ糖を摂取した場合、
そのブドウ糖を脳がエネルギーとして使用できるのは
食事から8時間以内です。
それ以降はブドウ糖は代謝されてしまい、
脳はエネルギー源として使うことができません。
夕食を19時に食べ、翌朝7時に起きたとすると、
起床時点で12時間以上ブドウ糖が供給されないことになります。
食事からのブドウ糖が足りなくなると、
肝臓に貯蔵してあるブドウ糖を使うことになるのですが、
そうすると脳は「飢餓状態かも?」と勘違いしてしまうんです。
朝食を抜けば、その飢餓状態は昼食時まで続きます。
脳が飢餓状態と勘違いすると、
体の基礎代謝を落としてエネルギーを蓄えようとします。
そのため、太りやすい体になってしまいます。
また、朝には脳はエネルギー不足の状態になっていますので、
朝食を抜けば午前中に脳が活発に動かず、
仕事や勉強の効率が落ちるというデメリットもあります。
朝食抜きで健康になる?
朝食を抜くと肥満になりやすい、
また午前中の効率が落ちるというデメリットがありますが、
朝食を抜いたほうが良いという説もあるんです。
朝食を食べると、
24時間いつでも胃腸が働き続けることになり、
胃腸に負担をかけてしまうためです。
食べ物の消化吸収には約18時間かかると言われています。
夜19時に夕食を食べ、
朝7時に朝食を食べたとすると食事間隔は12時間ですので、
まだ夕食のものを完全に消化できないまま
朝食を食べることになってしまうんです。
また、前日に食べ過ぎた場合、
そのカロリーを消費できないまま
次の日の食事を取ることになりますので、
肥満になってしまう可能性が高くなります。
結局どっちが良いの?
朝食は食べたほうが良いという説と、
食べないほうが良いという説の2つがありますが、
結局どっちが正しいんでしょうか?
もし、あなたが朝起きた時に胃もたれを感じていれば、
無理して朝食を食べる必要はないでしょう。
胃もたれがあるということは、
既に胃腸に負担をかけていることになりますので。
また、前日にいつもより食べ過ぎてしまった、
カロリーオーバーだという時も、食べる必要はありません。
逆に、朝起きた時に空腹を感じている時は食べたほうが良いですし、
午前中から大切な仕事やテストがある時は、
脳を活発にするためにもしっかり朝ごはんを食べるべきです。
育ち盛りの子どもも朝食は食べたほうが良いでしょう。
つまり、朝食を食べるべきか否かは
ケースバイケースということです。
育ち盛りの子どもを除けば、「朝食を食べなくてはいけない」、
「朝食を食べてはいけない」と決めつけずに、
ケースバイケースで柔軟に対応すると良いでしょう。