えっ?朝食を食べない子どもは2回食べる子よりも太るって本当?
朝食を取らない子供は2回食べる子供より太る?
あなたは朝食を毎日食べていますか?
あなたのお子さんはどうでしょうか?
毎日きちんと朝食を食べているでしょうか?
子どもが朝ご飯を食べないと、
肥満になる可能性が高いことがわかりました。
しかも、そのリスクは朝食を2回食べる子どもよりも高いんです!
アメリカの公衆衛生のイェール大学と
コネチカット大学の公衆衛生の研究者らによって行われた調査では、
無料の朝食と昼食を出す学校で、
5年生から中学2年生の584人の朝食習慣を2年間追跡調査したところ、
朝食を食べない子どもは、定期的に食べる子どもよりも
2倍も肥満になりやすいことがわかったんです。
また、家で朝食を食べ、学校でも朝食を食べる、
つまり2回朝食を食べる子どもは、
1回朝食を食べる子どもと肥満のリスクは
ほぼ変わらなかったとのことです。
つまり、朝食を食べる習慣のない子どもは、
2回食べる習慣のある子どもよりも
肥満のリスクが高いということです。
これは、朝食を食べない子どもは、
空腹のあまり昼食や夕食で食べ過ぎてしまい、
カロリーオーバーになることや寝る前に食べてしまうことで肥満になり
翌朝は胃もたれ等で食欲がなくなるためではないかと
考えられるでしょう。
朝食を食べないと午前中の作業効率は落ちる
朝食を食べないと、
肥満のリスクが2倍も上がることがわかりましたが、
朝食を食べないリスクはそれだけではありません。
朝食を食べないことで、
午前中を棒に振っている可能性があるんです。
朝食を食べないということは、
前日の夕食からエネルギーを摂取していないことになります。
そうすると、脳が正常に働かず、集中力や認識力、
記憶力が低下しますので、昼食でエネルギーを摂取するまで、
つまり午前中は勉強がはかどらないんです。
学校の授業は、午前中に4時間、午後に2時間など、
午前中に集中していますよね。
でも、朝食を食べていないと午前中は脳の機能が低下していますから、
本人はどんなに頑張って勉強をしているつもりでも、
結果が付いてこないんです。
朝食を食べたって、食べなくたって、
集中力がそんなに変わるとは感じないという人もいるでしょう。
でも、自分では集中力の違いはなかなか気づかないものです。
ですから、子どもは頑張った分をきちんと成績に残すためにも、
毎日朝食を食べる習慣をつける必要があるんです。
朝食を食べるには生活リズムの改善から
では、子どもに朝食を食べる習慣をつけさせるには
どうしたら良いのでしょうか?
朝食を食べたほうが良いのはわかっていても、
朝はなんだか食欲がないという子どももいますよね。
そういう場合は、まずは生活習慣を見直しましょう。
朝食を食べないお子さんは、
夜型生活になっていないでしょうか?
夜更かしをしていて、朝がなかなか起きられないから、
朝食を食べられないこともよくあります。
ですから、朝型生活に切り替えるようにすれば、
朝食を食べるようになるはずです!
朝食を食べない子どもは、
まずは早寝早起きの習慣作りから始めてみましょう。