うつ病予防は食事から!うつ病を予防するために食べたい食品はこれ!
うつ病を予防=発酵食品
心の風邪と言われているうつ病は、
悪化すると日常生活を送ることが困難になるだけではなく、
自殺に至ることもありますので、
うつ病はできるだけ予防したいものです。
うつ病を予防するには、食生活を見直してみましょう。
うつ病予防に効果がある食品をご紹介します。
うつ病予防に効果がある食品の1つ目は、発酵食品です。
国立精神・神経医療研究センターは
うつ病患者と健常者の腸内細菌を比べたところ、
うつ病の患者さんの腸内細菌は健常者と比較して、
ビフィズス菌や乳酸桿菌などの善玉菌の数が
有意に低いことが分かったんです。
この研究結果から腸内環境が悪くなり、善玉菌が減ると、
うつ病になりやすいということが推測されます。
ということは、善玉菌が多く含まれる発酵食品を食べて、
腸内環境を整え、
善玉菌を増やせばうつ病を予防できるということです。
うつ病予防のために、ヨーグルトや乳酸菌飲料、
糠漬けやキムチなどの発酵食品を
積極的に食べると良いでしょう。
うつ病を予防=肉や乳製品、大豆製品
うつ病を予防するには、
肉類や乳製品、大豆製品もおすすめです。
これらの食品に共通している栄養素はトリプトファンです。
うつ病の原因はまだ解明されていませんが、
セロトニン不足が原因ではないかとされています。
つまり、うつ病を予防するためには、
脳内のセロトニンを増やせば良いのです。
そしてセロトニンを増やすためには、
セロトニンの原材料となるものを食事から摂る必要があります。
そのセロトニンの原材料となるものがトリプトファンなのです。
トリプトファンは脳血管関門を通過できる珍しい物質ですので、
トリプトファンを多く含む肉類や乳製品、
大豆製品を食べることで、脳内のセロトニンを増やすことができ、
うつ病を予防できるのです。
うつ病を予防=ホウレンソウやブロッコリー
うつ病を予防するためには、
ホウレンソウやブロッコリーもおすすめです。
ホウレンソウやブロッコリーには葉酸が豊富に含まれています。
国立国際医療センターや
国立健康・栄養研究所などの共同研究によると、
葉酸には脳神経に作用して、リラックスさせたり、
精神的に安定させたりする効果があり、
うつ病の人の食事を調べたところ、
その8割の人が葉酸が不足していたことがわかりました。
葉酸は胎児の奇形を予防するだけでなく、
うつ病を予防する効果もあるのです。
うつ病予防は健康的な食事が基本
うつ病予防には、発酵食品や肉類、乳製品、大豆製品、
ホウレンソウ、ブロッコリーなどが効果がありますが、
これらの食品を食べていれば、
うつ病予防できるというわけではありません。
これらの食品は確かにうつ病予防に効果がありますが、
基本は栄養のバランスの取れた健康的な食事を
しなくてはいけません。
そのうえで、発酵食品等を食べると良いのです。
スペインで行われた研究によると、
果物や野菜、豆類、ナッツ類を多く食べて、
加工肉を控えめにしている人は、
うつ病にかかりにくいという結果が出ているのだそうです。
ですから、うつ病を予防するためには、
栄養のバランスが取れた健康的な食事を基本にして、
ご紹介したような食品を積極的に摂るようにしましょうね。