お好み焼き+ご飯はNG?炭水化物の取りすぎ、制限しすぎのリスクを知りましょう。
ご飯+粉物はNG?
あなたはお好み焼きやたこ焼き、
いわゆる「粉物」の料理を食べる時、
ご飯を一緒に食べていますか?
大阪の人は粉物料理とご飯を
一緒に食べる習慣があると思いますが、
大阪以外の人は粉物料理を食べる時にはご飯を食べる人は
少ないですよね。
粉物料理とご飯という組み合わせは
炭水化物+炭水化物になります。
この炭水化物+炭水化物の組み合わせに
警鐘を鳴らしたのが大阪府です。
大阪府は粉物料理+ご飯の組み合わせが
大阪の食文化であることを認めた上で、
「大阪ではよく見られる食習慣で否定はしないが、
太っている人は回数を減らしてほしい」としています。
大阪府の調査によると、
週1回以上の割合で「炭水化物+炭水化物」の食事を取る人は、
BMIで痩せている人は44.6%だったのに対し、
肥満の人は63.9%となっていますので、
「炭水化物+炭水化物」の食事をする人は
太りやすいという結果が出たのです。
粉物料理とご飯を一緒に食べる人、麺類とご飯を一緒に食べる人は、
回数や量を減らしたほうが良いでしょう。
糖質を取りすぎるとどうなる?
では、炭水化物+炭水化物の料理を食べるのは、
なぜ太りやすく健康に悪いのでしょうか?
炭水化物は、糖質と言い換えることができます。
糖質を取りすぎると、血糖値が急上昇して糖尿病になりますので、
肥満になりやすくなります。
また、糖尿病になると動脈硬化が進みますので、
脳卒中や心筋梗塞のリスクも高まります。
さらに、肌や骨の老化も進んでしまうんです。
炭水化物を取りすぎると、
生活習慣病や老化へ一直線と考えれば良いでしょう。
また、糖質の取りすぎは、糖質中毒を引き起こすこともあります。
糖質中毒とは、
糖質(砂糖や炭水化物)を取らずにはいられなくなる病気です。
糖質中毒になると、
頭痛や肩こり、めまい、冷え性などの症状が現れるだけでなく、
すぐにイライラしたり、集中力が無くなったりしますので、
炭水化物の摂りすぎには注意しなければいけないのです。
糖質オフも危険
それなら、炭水化物を抜けば、
それだけ健康になれるのかもと思うかもしれませんね。
最近は糖質オフの商品や糖質オフダイエットが流行していますから。
でも、糖質を制限しすぎるのも危険なんです。
糖質は私たちのエネルギー、
車でいうガソリンの役割を果たす栄養素ですので、
ガソリンである糖質を取らないと、
私たちの身体は正常に動いてくれなくなるのです。
糖質を制限しすぎると、脳が正常に働かずに脳機能が低下しますし、
糖質の代替エネルギーとして脂質が使われますので、
体内ケトン体が増加します。
ケトン体が増加しすぎると、嘔吐や意識混濁を招くことがあるんです。
さらに食物繊維が不足することで、
腸内環境が乱れて、様々な体の不調が出てきます。
そのため、糖質を制限しすぎるのも、健康に悪く危険なことなのです。
炭水化物の取りすぎは健康に悪いですが、制限しすぎも危険ですので、
適量を食べるようにしましょう。
厚生労働省の食事バランスガイドでは、
主食である炭水化物は1日にご飯4杯程度が良いとされています。
健康のためにも「粉物料理+ご飯」の食事は回数や量を減らして、
適量の炭水化物を摂るように心がけましょう。