冬は脳梗塞に要注意!冬の脳梗塞は納豆と水分補給で予防しましょう。
冬は脳梗塞が起こりやすい季節
脳の血管が詰まってしまい、
それによって脳の細胞が壊死する病気が脳梗塞です。
脳梗塞は、四肢の麻痺や言語障害、
嚥下障害などの後遺症が残るだけでなく、
死に至る可能性も高い病気です。
脳梗塞は、冬に起こりやすいことをご存知ですか?
脳梗塞を含む脳卒中の発症は、1年のうちで2月が最も多く、
脳卒中の死亡者も冬に多いと言われています。
脳梗塞の原因は、血液がドロドロになり、血栓ができて、
その血栓が血管を詰まらせることですが、
冬は血液がドロドロになりやすいため、
脳梗塞のリスクが高まるのです。
気温が低くなると、
血液の粘度が上がりドロドロになって、
血流が悪くなるため、血栓ができやすくなります。
また、冬は水分の摂取量が少なく空気も乾燥しているため、
体内の水分量が減少し、脱水傾向になります。
脱水になると、血液はドロドロになりますよね。
さらに、冬場は気温が低く、血管が収縮して、
血栓が詰まりやすくなるだけでなく、
血圧が急激に上昇することで、
脳梗塞のリスクは高くなります。
冬の脳梗塞は、納豆で予防!
脳梗塞予防に効果的な食材といえば、納豆です。
納豆は安価で身近な食材ですが、
たんぱく質や食物繊維、ビタミンB群、
ミネラルが豊富に含まれていて、健康に良い食材です。
この納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」が、
脳梗塞予防に有効なんです。
ナットウキナーゼは、納豆特有の酵素ですが、
血栓溶解作用が非常に高く、
血液をサラサラにする効果があります。
ナットウキナーゼの推奨摂取量は
1日2000FUと言われていますが、
これは納豆を50g食べれば摂取できます。
納豆1パックは50g前後ですので、
1日1パックの納豆を食べるようにしましょう。
脳梗塞は、深夜から早朝の時間帯に発症しやすいため、
夕食に納豆を食べると、予防効果はさらに高まりますよ。
日常生活でできる脳梗塞予防
冬場の脳梗塞を予防するためには、
納豆を食べるだけでなく、
日常生活でも気をつける必要があります。
まずは、積極的に水分を補給するようにしましょう。
「冬脱水」という言葉もあるほど、
冬は体内の水分が少なくなり、
脱水傾向になりやすいんです。
冬脱水を防ぐためにも、意識的に水分補給をして、
血液をサラサラに保つようにしましょう。
次に、血圧の変動を防ぎましょう。
血圧が急激に上昇すると、脳梗塞だけでなく
脳出血や心筋梗塞のリスクを高めます。
血圧は、気温差が大きいと変動しやすくなりますので、
暖かい室内から屋外へ出るときは、
しっかり防寒対策をすることが重要です。
また、脱衣所やトイレは暖房がなく、
寒さのため血圧が急上昇しやすいことがわかっていますので、
脱衣所やトイレの室温にも注意してください。