ダイエット中の便秘は食物繊維の種類が問題だった?食物繊維の種類を知りましょう。
食物繊維には2種類ある
便秘を解消し、腸をきれいに保つ働きがある食物繊維ですが、
食物繊維には2種類あるって知っていますか?
食物繊維には水溶性の食物繊維と
不溶性の食物繊維があるんです。
水溶性の食物繊維はその名前のとおり水に溶ける性質があり、
不溶性食物繊維は水に溶けずに、
そのまま排泄されるという性質があります。
食物繊維は、便秘を解消するという働きがありますが、
この水溶性食物繊維と
不溶性食物繊維の違いを知っておかないと、
便秘を悪化させる可能性もあるんです。
便秘解消には食物繊維をバランスよく!
便秘を予防・解消のためには、
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が必要です。
水溶性の食物繊維は水に溶けて便を柔らかくする効果があり、
不溶性の食物繊維は便の嵩を増やして
便の嵩を多くする効果があるからです。
便が硬ければ便秘になりますし、
便の量が少なければ腸の動きが悪くなりますので、
便秘になります。
そのため、便秘を予防する時は、
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が必要なんです。
具体的な割合は、
水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2
が理想的な割合と言われています。
ダイエットしている女性は要注意!
食物繊維を豊富に含む食品は、
たいてい水溶性食物繊維と
不溶性食物繊維の両方を含んでいますが、
水溶性食物繊維が多いものや
不溶性食物繊維が多いものがあります。
水溶性食物繊維を多く含むものは、
野菜や果物、海藻類です。
不溶性食物繊維を多く含むのは、穀類や根菜類となります。
ここで、ダイエットしている女性は注意が必要です。
カロリーが低くて量をたくさん食べられるからと、
ダイエット中は生野菜のサラダ、
海藻サラダを中心にした食事をして、
炭水化物を抜いていないでしょうか?
このメニューだったら低カロリーだし、
生野菜や海藻をたくさん食べているから便秘にならないはず
と思っているかもしれませんが、
生野菜や海藻類は水溶性食物繊維が比較的多く、
炭水化物つまり穀類に多い不溶性食物繊維が
不足してしまう可能性があるんです。
不溶性食物繊維が不足すれば、便の嵩は増えません。
特に、ダイエット中は食事量が少なくなりますので、
便の量はいつもよりもずっと少なくなり、
腸が刺激されませんので、便秘になってしまうんです。
そのため、ダイエット中でも生野菜や海藻類だけではなく
穀類をしっかり取るようにすると便秘になりにくいですし、
穀類だけでなくそのほかの食品もバランスよく取ることで、
栄養不足にならず、
きれいに健康的に体重を落とすことができます。
もちろん、ダイエット中でない人も
食物繊維には種類があることを知って、
水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2
の割合で取るように心がけてくださいね!