妊娠しやすい体を作る「妊活」。妊活は生活習慣を見直すことが大切です。
生活習慣を変えて妊活を
最近、「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?
妊活とは、妊娠しやすい体作りを行うことです。
「卵子の老化」がマスコミなどで取り上げられてから、
「35歳以上になると、妊娠しにくくなる」、
「妊娠したいからといって、すぐに妊娠できるわけではない」
という認識が広がり、
妊娠しやすい体作りをする「妊活」という言葉が生まれ、
妊活をする女性が急増しています。
では、具体的に妊活は何をするのかご存知ですか?
妊娠しやすい体を作るためには、
生活習慣を見直す必要があります。
「子供がほしい」と思った時に、
すぐに妊娠できるようになるための生活習慣を
実践していきましょう。
食生活での妊活
妊活する上で、食生活の改善は欠かすことができません。
毎日忙しいからといって、
外食やコンビニ弁当などで食事を済ませていませんか?
外食やコンビニ弁当だけの食生活は、
どうしても栄養のバランスが偏ってしまいます。
栄養のバランスが偏ると、ホルモンバランスも崩れてしまい
生理周期が乱れたり排卵障害が起こりやすくなります。
そのため、忙しくてもできるだけ自炊をして、
バランスの良い食事を取ることを心がけましょう。
また、外食は野菜が不足しがちですので、
外食するときは野菜を多く取れるメニューを選ぶと
良いでしょう。
また、体を温めるような食材を
積極的に食べることもおすすめです。
体を温める食材には、豆類や根菜類、
ドライフルーツ、スパイス類などがあります。
冷え性を改善して妊活
最近、男女共に冷え性の人が増えていますが、
不妊症の人には冷え性が多い
というデータがありますので、
妊活する上で冷え性は厳禁です。
冷え性を改善するためには、
上記のような体を温める食材を食べるほかに、
入浴時は湯船に入って体を温めたり、
薄着ファッションはやめること、
オフィスの空調が寒い場合は、
ひざ掛けなどを使って冷えを防ぐと良いでしょう。
また、適度な運動習慣は、血行促進効果がありますので、
冷え性改善に役立ちますよ。
良質な睡眠で妊活
睡眠ホルモンと言われるメラトニンという物質が、
妊活する上で重要になります。
山口大学医学部産婦人科の研究によると、
メラトニンを摂取すると受精率や妊娠率が
アップすることがわかっています。
メラトニンの分泌を促進するためには、
規則正しい生活をすることと
寝室の環境を整えることです。
メラトニンは目から入る光が減少すると
分泌量が増えますので、眠る前には寝室は暗くして、
テレビやパソコンなどもオフするようにしましょう。
また良質な睡眠を取ることで、
ホルモンバランスも整えられますので、
妊娠しやすい体を作ることができます。
妊活は、女性だけでなくパートナーの男性も
一緒に行うとさらに効果的です。
生活習慣を見直して、
夫婦一緒に妊娠しやすい体作りを行っていきましょう。